DHFバイメットBT&P®は、母材表面に耐食・耐摩耗性に優れたニッケル基自溶合金の溶射皮膜を施したバイメタル(二層金属)製品です。
溶射後の再溶融(フュージング)工程で、DHFのコア技術である高周波誘導加熱を用いることで、「強固な密着力(拡散接合)」「気孔やスラグの除去が促進され健全な皮膜」を有したハイクオリティーな製品を提供しています。
適用されるプラントは、バイオマス発電・ゴミ焼却発電・石炭専焼・CDQボイラー等です。
各プラントの適用箇所としては、蒸発管・天井管・火炉水冷壁・過熱器管・層内管等です。
特長
- 品質の高信頼性:母材と皮膜との拡散接合により、剥離や局部腐食が無い。
(IH処理により皮膜品質の高安定性・再現性、高密着力を実現) - お客様ニーズへの高い対応力
- ①最適皮膜の設計:ご使用条件・位置、目標ライフ等により、最適(最大コストパフォーマンス)な皮膜の設計(材種・膜厚)が可能。
- ②多種プラント・機種に使用可能:曲げ加工により多くの形状に対応可能。
- ③安全・安心:運転変動、異常摩耗、異常腐食による突発的トラブル発生のリスクが極めて少ない。
DHFバイメットBT&P®の納入実績
- 大手電力会社向け火力発電ボイラー
- バイオマス発電用流動床型ボイラー
- 製鉄所でのCDQ炉廃熱回収用ボイラー
- 都市ゴミ・産廃ボイラー用水壁パネル 等
台湾清掃工場向け納入実績の製品写真
DHFバイメットBT&P®の評価
DHFバイメットBT&P®は、これまでに20年余りの実績がある製品で、国内のみならず納入実績の多い台湾などからも高い評価を頂いております。
- 火炉水冷壁の長寿命化に成功したことでの保全コスト削減を実現
- 製品のひずみを軽減することが出来、最終的な組込み工事短縮に寄与する事ができた
- 実機評価において10年間使用した炉壁管の皮膜厚さはほとんど減ることはなかった
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ボイラチューブパネル10年間使用の例(PDF形式 512KB)
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製品仕様
- コーティング材質
- SW1600、SW1631、SW1641:Ni-基自溶合金
- コーティング厚さ
- 実績0.5mm ~ 2.0mm
- チューブ(鋼管)サイズ
- 32A~125A(単管)
- パネルサイズ
- チューブ外径:φ31.8 ~
パネル幅:350mm(最大)
- 製品長さ
- 10,000mm(最長)
- 曲げR・角度
- チューブ:1.5DR以上、180°(最大)
パネル:350R以上、90°(最大)
- 上記仕様は肉厚等の条件により多少変動します。
- 上記外の寸法及び仕様についてはご相談に応じます。