WHAT IS HIGH FREQUENCY
高周波とは?
誘導加熱の原理
誘導加熱とは、高周波電源に接続されたコイルに金属棒を挿入すると、コイルと金属棒は離れているにもかかわらず金属棒は表面から加熱されます。これはコイルに電流を流すとうず電流が発生し、それが金属表面を加熱するからです。最近家庭でも一般的になってきたIH機器(Induction Heating)もこの原理を利用しています。
未来に繋がるクリーンな技術
誘導加熱は下記のような特徴を持っています。
POINT01
被加熱物を直接電流で加熱するので加熱効率が高く、超高温での加熱が可能です。
また、炎が出ず、周囲が高温にならず、化学反応を引き起こさない。
POINT02
急速に加熱でき、部分加熱ができるので、精度も高くなる。
POINT03
電流による被加熱物の直接加熱なので、CO2が出ず、環境にやさしい。
FAMILIAR DHF TECHNOLOGY
身近にあるDHFの技術
01
船
#ライニング
ポリエチレンライニングを施した配管を船舶内に使うことで、海水や貝などのさびや汚れから船舶を守ります。
02
プラント設備
#ベンディング
プラント設備のように曲がった配管を組み合わせる場合、ベンディング鋼管を使うことで、現場での施工性や省力化を図ることができます。
03
ロール
#表面処理
自動車用鋼板や燃料電池などを圧延する際には高精度ロールによって均一な薄さを実現することができます。
04
工場
#大型ギア
#表面処理
プレス機や船舶などに使われる大型ギヤの刃先に熱処理を行うことで、耐摩耗性や歯面圧を向上させることができます。
05
ビル
#鉄筋
Tヘッド工法鉄筋は鉄筋母材との熱間加圧成形による高い品質と現場での施工性省力化を向上し、コンクリートの充填性を高め、耐震性能を上げることができます。
06
高速道路橋脚
#鉄筋
Tヘッド工法鉄筋は鉄筋母材との熱間加圧成形による高い品質と現場での施工性省力化を向上し、コンクリートの充填性を高め、耐震性能を上げることができます。
07
ごみ焼却場
#バイメット
焼却場の炉壁パネルに溶射後に再溶融処理を行うことでライフサイクルを伸ばし、ボイラーの補修やメンテナンスによる稼働率低下を解消することができます。
08
発電所
メンテナンス
#機器
発電所内のタービンやボイラーのメンテナンスに誘導加熱を利用することで大幅な作業改善ができます。
SERVICES of DHF
DHFの事業
- パイプ
- 表面処理
- 機器
- 鉄筋
- バイメット
- プラント
エンジニアリング
パイプ
高周波誘導加熱技術を活用した鋼管・型鋼の曲げ加工や粉体ポリエチレンを用いたライニング加工など、各種配管資材として様々な業種分野へ製品を提供しています。曲げ加工は、橋や空港など建造物、高速道路の防音壁の支柱、パイプラインやプラント配管などに用いられており、ライニング加工は、造船、水処理設備、発電プラントなどに用いられています。海外での現地工事などにも社員を長期派遣して、現地で曲げ加工やライニング加工を行うこともあります。
表面処理
創業以来、蓄積した誘導加熱技術で、大型ギヤやワイヤー巻き取り機、建機の摩耗・腐食を防ぐため金属表面に熱処理を加え耐久性を高めたり、自動車用鋼板や燃料電池、医療機器など製作に使われるロール製造など、古くから新しい製品まで製造しています。
機器
お客様のニーズに応じた高周波誘導加熱装置・電源の製作販売と自社設計・製造の装置を使用しプラントメンテナンスサービスを行っています。プラントメンテナンスでは、ボルトヒーター工事やボイラーチューブ抜管工事において、誘導加熱を用いたボルト等の弛緩と締め付けをし、時間の短縮と作業の安全性、品質向上に貢献しています。近年は、海外への装置販売だけでなく、装置のレンタルと技術指導も行っています。
鉄筋
鉄筋の端部を高周波誘導加熱し、釘形状に加工することで、建築・土木の現場での配筋の施工性を向上させ、コンクリートの充填性を高めることで作業効率アップと強度アップを両立した製品を提供しています。
用途はあらゆる分野に及び、マンションをはじめ、高速道路の橋脚、地下トンネルなど鉄筋を使用する建造物に利用されています。
バイメット
長年培ってきた溶射技術と高周波誘導加熱技術を組み合わせた耐腐食性、耐摩耗性を向上させた複合金属(バイメタル)製品で、ごみ焼却炉の水壁パネルやバイオマス発電用ボイラーなどに利用されライフサイクルコストの最小化を実現可能となりました。
プラントエンジニアリング
3D/2D-CADシステムを活用したトータルエンジニアリングサービスを提供します。
デジタルカメラによる3次元の現地測量~CADによる配管詳細設計~応力解析・各種図面の作成、施工図面の作成など一貫したエンジニアリング業務を行っています。