生まれた町の工場のような
雰囲気――。
幼い頃、自宅近くに町工場が多かったせいか、高校生になると「モノづくりがしたい」と思うようになっていました。大学では金属や鉄鋼の仕事に就くために物質・材料を学び、就職活動時も製造業志望。
DHFの工場をはじめて見学したときに印象的だったのは、先輩社員が和気あいあいと協力しながら働いている姿です。DHFの工場は大きいですが、どこか自分が生まれ育った下町の町工場の雰囲気と重なるところがありました。
入社後、あらためて上下関係なく、意見を言い合える社風を感じています。私が担当する生産技術職はコミュニケーションが大切。とても仕事がしやすい会社です。
職人の特殊能力を「生かす」。
生産技術は、製造チームがスムーズに作業できるように、工場の製造ラインを管理する仕事です。工場のどの設備で、どのようなスケジュールで製品をつくるかを計画し、きちんと実行されているかをチェックします。
入社後、はじめて現場に出たときは、超高温の熱処理がされ、5トン以上の機械が作動する、そんなリアルな現場に圧倒されました。また、温度計なしで熱処理の温度をほぼ正確に当てる職人もいて、経験のなせる業に驚きました。そういった特殊能力を持つ職人と一緒に仕事ができる環境です。
完成の余韻にひたる、ひととき。
製造チームと協力して製品が完成したときは、やっぱりやりがいを感じますね。大変な仕事がひと段落して、みんなで休憩しながら飲み物を飲んでいるときの達成感――。
また、製品出荷後のアフターサービスとして調査やテストを担当したとき、クライアントと上手くコミュニケーションがとれて、結果の報告に納得してもらえると、「この仕事をやって良かった」と思います。
技術という「財産」を、次世代へ。
今後は先輩や自分の知識・経験を、若い世代にしっかり継承していきたいです。昔ながらの職人のように「目で見て学ぶ」ことも大切ですが、DHFの「技術」という財産をわかりやすく、伝えやすい状態にしていくのが、私の役目です。
社内だけでなくクライアントにも、DHFの「技術」を伝えていきたいと思っています。専門的な技術だからこそ、きちんと理解してもらい、クライアントと協力しながら、より良いモノづくりを目指していきたいですね。